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【レポート】有澤樟太郎 ミュージカル『民王』製作発表記者会見

2026年7月27日(月)に行われた、ミュージカル『民王』製作発表記者会見に有澤樟太郎が出席した。

本作は、2010年に刊行された池井戸潤氏による長編小説。ひょんなことから内閣総理大臣と大学生の息子の心と体が突然入れ替わり巻き起こる混乱を、社会や政治への皮肉や風刺を絡めて描いたコメディ小説で、2010年に単行本、2013年に文藝春秋より文春文庫版、2019年KADOKAWAより角川文庫版が刊行され人気を博した。また2015年にテレビ朝日系にて初のドラマ化がなされ、さらに2024年にはテレビドラマオリジナルストーリーとして「民王R」が放送。全世代幅広く、圧倒的な支持を受ける「池井戸潤小説」が、この度はじめて舞台化されることが決定。2026年9月6日(日)〜10月6日(火)にシアタークリエ、10月11日(日)~13日(火)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、2026年10月17日(土)~19日(月)福岡・博多座にて上演する。

主演・武藤翔役を務める有澤は「本日はお集まりいただきましてありがとうございます。武藤翔を演じます有澤樟太郎です。よろしくお願いします。(演出の)永井さんもおっしゃっていましたが、初づくしのミュージカルでございます。政治痛快コメディということで、ミュージカル界に新しい風穴を開けたいと思っています。新しいジャンルを切り開きたいと思っています。皆さんをこのミュージカルで元気にしたい、観に来てくれた人を本当に笑顔にしたいという大きな自分の目標が、このミュージカルで叶うような気がして。それぐらい力を持った池井戸潤さんの作品で、すでに稽古が始まっていますけども、皆さん本当に目がキラキラしていて。僕自身も多分キラキラしているんだろうなと思いながら、楽しく稽古をさせていただいております。期待値をガンガン上げていきたいと思います。これで面白くなかったら相当やばいぞと思っています。それぐらい鍛え上げてやっていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします」と挨拶。

池井戸潤さんよりメッセージが届き、代読した有澤は「難しい漢字がいっぱいあったんですけれど、全部ふりがなが(笑)作中にもそういうシーンがありますので、そういうのも感じながら読ませていただきました。本当に素晴らしいメッセージをありがとうございます」と話し、角野隼斗さんが手掛けた楽曲について「本当に素晴らしいですね。歌うには結構難解な曲が多いんですけども、曲自体がすごくキャッチーで軽やかで、楽曲がすごく手助けしているなと思っています。今までにない曲調だけれど、すごく耳馴染みもよくて、多分お客さんも劇場を出られた時には口ずさんでくれているんじゃないかなと思っています。僕も1、2回ぐらいしか聞いたことがないのに、もう歌えたりする曲ばかりなので、きっとお客さんも口ずさんでくれるんじゃないかなと思っています」と語った。

台本を読んた時の感想を聞かれると「ドラマも小説も読ませていただいたんですけれど、楽曲とともに脚本を見た時にミュージカル版になっているって思いました。皆さん、ミュージカルをどうやってやるんだろうと心配されている方がほとんどだと思うんですけども、まず曲の数がちゃんと多いですね。もうちょっと演劇寄りというか、ストレート寄りになったりするのかなと、色々想像していたんですけれど、ミュージカル『民王』になっているなと思いました。オリジナルのシーンや設定もありますので、きっとミュージカル『民王』として受け入れられるんだなと思ったのが、台本を読んだ感想です」と答え、役作りについて「この作品のお話をいただいた時に、プロデューサーさんからピッタリな役があるとお話いただいたんですけれど、まだ本を読む前だったので、あらすじだけ見ると、どうしようもないバカ息子とか、そういうキャッチフレーズがあったりして、そういう役が結構僕は多いんだよなと思っていたんですけれど、本を読み進めるとすごい良い役で、ここまでピュアな男が胸を打つ瞬間ってあるんだって、後半まで読み進めると思いました。日本に一番必要なのはこういう男なんじゃないかなとさえ思ってしまうような良い役だなと思ったので、そういう役が自分に合うと言ってくれたプロデューサーさんに、感動しちゃいました。自分にそういうピュアな部分があるとしっかり自分で思い込んで、皆さんの心を動かしたいと思います」と意気込みを述べた。

また、武藤泰山役の別所哲也さんの印象を「ここまで(劇中のセリフで)『ママ』がしっくりくる方だとは思っていなかったですね。今朝もラジオ出演させていただいたんですけれど、どんどんパーソナルな部分が見えて、無邪気さというか、いつまでも少年のような、自由で好奇心があって、ずっと楽しそうでワクワクしている感じが、すごいしっくりくるなっていう、これは新しい発見でした」と話し、稽古場で思わず笑ってしまったことについて「(蔵本志郎役の)福田転球さんの動きですね。多分面白い動きをしている自覚がないと思うんですけれど、めちゃくちゃ面白いです。元々舞台で何度も共演させていただいているんですけども、勝手に毎回ツボにはまっちゃうぐらい面白いです。蔵本がこんなに面白いのは転球さんがやるからだと思って、首の動きとか真似できないのですけれど、本当に面白いです」と明かした。

最後にキャストを代表して「短い時間でしたが本当にありがとうございました。少しでも『民王』の良さが伝わっていればいいなと思っています。今日皆さんがお話してくださった通り、個人的に原作をすごくリスペクトしていて、小説は出演が決まってから読んだんですけれど、本当に大好きになって。台本を読んだ時にちょっと緊張したんですけれど、ミュージカルになって『民王』の良さがどうなっているのかなという不安もあったんですけれど、ツバキミチオさんが書かれているということで、このミュージカル『民王』に関しては、もう勝ったなって正直思いました。これは勝ちだなって、勝ちを確信してしまいましたね。それぐらい上手くまとまっていて、でもミュージカルのオリジナルの良さが出ていて、各キャラクターが本当に存在していて、僕が大好きなシーンも盛り込まれていて、これは勝ったなって正直思っちゃいました。勝ち負けではないんですけれども、明るくて楽しいミュージカル、絶対笑えるミュージカルの中にしっかりと観に来てくださった方が何かを持って帰ってもらえるような、日頃の鬱憤が晴れた気持ちになるような、そんなミュージカルになればいいなと思いながら、一生懸命稽古をしてまいりたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします」と力強くメッセージを送った。