テレ東系ドラマ24『まめとむぎ』記者会見に濱尾ノリタカが出席した。
10月2日(金)から、ドラマ24「まめとむぎ」(毎週金曜深夜24時12分〜)がスタートする。原作は『今夜すきやきだよ』や『じゃあ、あんたが作ってみろよ』などで知られる人気漫画家・谷口菜津子氏。キャリアも夢も恋も失い、人生のどん底に落ちた元ファッション誌編集者で30歳の清水麦。一方、居酒屋<大豆堂>を切り盛りするも、集客に悩む発酵食品を愛する23歳・米田まめ。対極的な2人が出会い、麦の編集者としての経験とまめの料理の腕を生かして、店の改革に奮闘していく。美味しい発酵料理や店を訪れる人々との交流を通して、自分らしい生き方を見つけ、それぞれの人生を立て直していく――。心とお腹に効く人生再起のヒューマンドラマとなっている。

椎名種役を演じる濱尾は、撮影を振り返って「僕は原作を読んで、種という役のことをずっとぼーっと考えて、具体的に何かをしたということはそんなになく、原作と種が勝手に導いてくれるので、思ったようにやっておりました。あとは監督の畑中さんと、監督とプロデューサーをされている太田さんが包み込んでくださるので、体から出るままにやったのを、皆さんとすり合わせながら演じることができるすごく安心した現場で、まっすぐお芝居に従事することができたので、幸せな時間でした」と語り、共演者から受けた影響や印象を聞かれると「本当にこのお二人(齋藤飛鳥さんと富田望生さん)が、真ん中にいてくださって、齋藤さんは常にナチュラルで、富田さんはガツンと(現場の雰囲気を)上げてくれるので、ずっとお二人が元気にいてくれるから、僕を含め現場のみんなは、すごく安心して臨めたんじゃないかなと思っています。僕は楽しく見守るというか、眺めて一人、端で笑っていました」とコメント。

続いて、悩みや挫折を抱えた登場人物たちが、様々な人と出会いながら、自分なりに発酵をしていく姿が描かれている本作にちなんで、当時は苦い経験だったけれど、今振り返ると自分の糧になっていることをフリップで答えることに。濱尾は「子供の頃から大学2年生頃まで、男子寮とかに入りながらずっと競泳をやっていたんです。事務所に入った時に体が大きすぎて、ちょっと絞りましょうと言われて、格闘技のようにアクションにつながるものではないので、役者をやる上ではあまり意味がなかったのかもと思っていたのですが、最近その競泳からちょっと解放されて、ただ単に泳ぐこととか、プールというものが、自分の1つの安らげる場所で、自分を癒せる時間になったり、ちょっと困ったことがあったら、なんだかんだで競泳時代の仲間たちが助けてくれることがすごく多くて。頑張り方もここから学んだし、自分の根本を作ってくれた競泳がすごい大切なものだったなと思います」と答え、「地元の泳げる場所とジムがまとまっているところによく行くのですが、子供の頃から知ってくれているおじいちゃん、おばあちゃんが結構いて、声をいつもかけてくれたり、受付の方にも『頑張っていて偉いね』って言われて、ちょっと階段を降りながら泣きそうになるみたいな。そこでできるコミュニティとか、水の中で泳いでいる時とかは、本当に色々なところから離れられるので、ほっとする場所です」と明かした。

最後に「この作品は腐敗と発酵の話がテーマで、あまり人生において腐敗みたいなことはないと思っていて、全てが発酵に繋がっていると思って生きたら幸せなんじゃないのかなと思って。腐敗と発酵は見え方の角度を1つ変えるだけで変わることだと思っているので、この作品を観た人が腐敗のように思っていたことが、発酵だったんだなって思ってくれたり、心が楽になれるような作品で、役者やスタッフ、みんながかっこつけずにやっているドラマだと思うんです。まっすぐかっこつけず、自分の出したくないようなところも出して、ぶつかりながらやっている作品なので、そういうところを観てもらえたら、心が温まっていただけるんじゃないかなと思っております。放送を楽しみにしていてください」と呼びかけた。