2024年6月4日(火)に行われた、『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2024』オープニングセレモニーに福士蒼汰が出席した。
本年は「Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ照らせ」をテーマに、現代の「いのち」や「人生」、「生活」と、それを取り巻く「セカイ」を照らし出すショートフィルムの数々が集結。6月4日(火)のオープニングセレモニーを皮切りに、6月17日(月)まで開催される5カ所のリアル会場とあわせ、世界約114の国と地域から集まった4936点以上の中から、選りすぐりの約270作品を上映する。
「WOWOWアクターズショートフィルム4」にて初めて監督に挑戦し、清水尋也さん演じる一葵と芋生悠さん演じる三羽のショートストーリー『イツキトミワ』を手掛けた福士は「編集や音入れなどが僕にとってはすごく『なんじゃこりゃ、何がどうやっていいか全く分からない』という初めての部分だったんです。一番楽しかったのは演出で、役者さんに演出をするという瞬間がすごく楽しくて。僕の一声で俳優さんたちが、ちょっと変わるんです。(俳優の方々が)やりにくくないように自分がどういう言葉、どういう言い方でその人に伝えればいいか、伝え方みたいなことをすごく考えるようになったので、演出という部分が一番楽しいポイントでした」と振り返った。
また、ラストが衝撃的なストーリーをどのように構成したのか聞かれると「僕もラストは衝撃的な展開になるとは思っていなくて。自分が今回脚本も担当したのですが、なんか面白いことが起きたらいいなっていうのをポンポンと脇道に置いて、通るか通らないかは主人公が勝手に決めていってくれるんです。ああいうふうに終わるっていうのは意図して狙ったものじゃなかったのですが、奇想天外というか、予想ができない物語になるだろうなとは思っていました。まず主人公をぽっと置いてみて、そこから歩いていったらこんな事が起きましたという書き方ですね」と語り、続編については「青春物語が大好きなので、一葵にはまた誰かに出会ってほしいんですよね。出会った先でもう一回、三羽が登場するっていう衝撃展開をどうにかして成立させる本を書きます。理系なのでつじつまを合わせていくのが大好きだから、書いてみると面白いかなと思いますね」と意欲を見せた。