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【レポート】菅野美穂・一ノ瀬颯 映画『仕掛人・藤枝梅安2』舞台挨拶

2023年4月7日(金)に行われた、映画『仕掛人・藤枝梅安2』舞台挨拶に菅野美穂と一ノ瀬颯が出席した。

本作品の原作である池波正太郎の同名時代小説シリーズは累計発行部数600万部超えの大ヒットベストセラーで、これまで何度も映像化されてきた不朽のエンターテインメント作品。主人公の藤枝梅安は腕の良い鍼医者として人の命を救う顔と、生かしておいては人の為にならない悪を葬る仕掛人というふたつの顔を持つダークヒーローで、これまで多くの名優が梅安を演じてきた。そして2023年、池波正太郎生誕100年という記念すべき年に新たな『仕掛人・藤枝梅安』が誕生する。

料理屋・万七の女中、おもん役の菅野は、井上半十郎役の佐藤浩市さんの印象を「浩市さんが現場に入ると、燃えるような緊張感でその場がびしっと引き締まり、大先輩でこれだけのキャリアがあるのに、丸くならずに芝居場に対する情熱というか、誠実さにすごく引っ張っていただきました。カミソリみたいな、触れたら血が出るような感じがしました。『やりにくくない?』と言ってくださったり、シーンがほぼ撮りきった雰囲気になったらゴルフの話などをして場を和ませていただき、私もゆくゆく、若い方に雰囲気で伝えられて、現場のたたずまいをこういう風にできたらいいなと思いました」と語った。

浪人の仕掛人・佐々木八蔵役の一ノ瀬は、本作で初の殺陣に挑戦し「デビュー作で戦隊をやらせていただいたので、アクション自体はやったことがあったものの、刀の振り方が違ったり、腰の落とし方など難しさがあると思っていましたが、アクションチームの方々が優しく教えてくださり、一緒に殺陣をする時も卓越した技術で、僕の殺陣が綺麗に見えるように動いてくださって、皆さんに助けられてなんとかできました」と振り返り、キャストの方々と撮影を共にして「撮影の時、皆さんに圧倒されて大丈夫かなと、初めての殺陣もあり自信がなかったのですが、皆さんがすごく優しくしてくださって、現場でも話を振っていただいたりして、その温かく見守ってくださったおかげで本当にリラックスして自分らしく臨めたと思います。皆さんの一挙手一投足、一言一句、まとっている空気が、役の過去を想起させて現在をすごく説得力のあるものにしているんだなと。僕が目指すべき場所はこういうところなんだなと、皆さんが身体で示してくださり言葉もいらないぐらい、一分一秒を無駄にしないように見ていようと、本当に常に勉強という感じで過ごさせていただきました」と明かした。