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【レポート】山崎育三郎、古川雄大 ミュージカル『モーツァルト!』開幕前日 囲み取材

2021年4月7日(水)に行われた、
ミュージカル『モーツァルト!』開幕前日 囲み取材
に山崎育三郎、古川雄大が出席した。

2018年以来、約3年ぶりに帝国劇場にて上演される
ミュージカル『モーツァルト!』にて
タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルトを
山崎と古川がWキャストで演じる。

3年ぶりの上演について山崎は
「コロナ禍ということで、
マスクを着用しての稽古を初めて体験しました。
まるで山でトレーニングしているかのように、
マスクでの通し稽古はしんどかったので、
とても鍛えられ、強くなった気がしています。
また、衣装の赤いコートは今年新品になりました!
これを着ると気持ちが高まります」と語った。

連続テレビ小説の現場とミュージカルの現場の違いについて
質問された古川は「二人の関係は全くどちらの現場でも変わらず、
とても頼れる先輩で助けていただきました。
歌の面でわからないところはとにかく育三郎さんに聞いて
たくさんアドバイスをいただき、
お芝居の面でも自分が考えていることについて
意見を聞いたり、Wキャストとして
高め合っていくことができたのではないかと思います」とコメントした。

さらにWキャストでの2回目の上演について質問されると
古川は「約3年ぶりの作品ですし、
小池(修一郎)先生もよりよいものをということで
演出をつけてくださって今回変わった部分もあります。
僕自身もどうにか進化したいなという思いで
目の前ですばらしいヴォルフガングを演じてくださっている
育三郎さんからなにか盗めないかなと、
とにかく学ぶという気持ちでがんばりました」と答えた。
山崎は「ヴォルフガングもそれぞれ、
3年前から見違えるほど進化していると思います。
僕は24歳からこの役を演じさせていただいて
今年で35歳、再演ごとに自分の変化に気づかされます。
“こういうことができるようになったんだ”と感じることや、
今まで気づかなかったところで急にグッときたりとか
自分の変化もすごく楽しんでいます」と明かした。

古川との関係性について質問された山崎は
「すごく先輩扱いをしてくるんですが、
僕が長くやっているというだけで、
実は1歳しか離れていないんです。
同世代だと思っているので、
一緒に盛り上げていきたいと思っています。
音楽的なことも、役づくりのことも
一緒に相談し話し合いながらやってきました。
朝ドラでも一緒だったので、一番ずっと一緒にいる相手です」と語った。

食事について聞かれた古川は「前回『モーツァルト!』の時に
たまたまタイミングが重なって糖質制限をしていたのですが、
今は本当にたくさん食べて、アミノ酸も飲んで
万全の状態で挑んでいます」と答えた。
さらに山崎は「稽古場でも一緒に筋トレとかをしていて
実は二人共ひとまわりぐらい大きくなっているんです。
僕は衣装のサイズが全部変わりました。
体重は5、6キロ増えていて、
脱いだら結構、ムキムキになっています。
『モーツァルト!』は動きが激しいので、
年齢も重ねてきたこともあり、
ケガをしないためにトレーニングしています」と明かした。

天才と称されるモーツァルトにちなみ、
お互いの天才だと思う部分について質問された古川は
「お芝居ももちろんそうですが、
歌の部分がズバ抜けていると思います。
ミュージカルもポップスも
育三郎さんは両方やられるので
天才だなと思います」と語った。
さらに山崎は古川を「ストイックで努力の天才だと思います。
デビューからの進化がすごく、
若い時からヴォルフガングを演じるだろうと思っていましたが、
僕の想像をはるかに超えて表現力をつかんでいて、
本当に努力家です」と語った。

さらに山崎は3年ぶりの上演について
「今回は舞台稽古の時にはじめてキャストの顔を見たんです。
ずっとマスクをつけた姿しか見たことなかったので、
新しいメンバーの顔は初めて舞台稽古で見て
今回、コロナ禍ということで本当に
1回、1回の公演が千秋楽のような、
明日なにが起こるかわからないというなかで
これが最後でもいいと思えるような気持ちで挑みたいと思っています」と答えた。

さらにキャストのみなさんの様子について質問された山崎は
「市村(正親)さんとは11年ずっと一緒に演じさせていただいているのですが
どんどん声が若返っていて、今まで以上にキラキラとツヤのある声で、
歌いあげていらして現場で感動しました」と語り、
古川は「僕も本当にそう思いました、
ずっと進化が止まらないということに憧れます」と明かした。

最後に山崎は「今、こういう状況だからこそ届けられることがあると思っています。
劇場に来てくださるすべての方が
いろいろなものと闘っているかと思います。
ヴォルフガングが自分の人生をまっとうする、
運命と闘っている姿を見て何かエールを送れたらいいなという気持ちで
がんばりたいと思います。
よろしくお願いいたします」と語り、
古川は「3年ぶりの『モーツァルト!』で僕自身としても、
作品としてもとにかく、進化していると思います。
たくさんの方に観ていただきたいと思っています。
よろしくお願いいたします」とメッセージを送った。