2026年6月6日(土)に行われた、映画『モブ子の恋』公開記念舞台挨拶に桜田ひよりが出席した。
2017年から「月刊コミックゼノン」で連載を開始、現在はWEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中の田村茜氏による漫画「モブ子の恋」(ゼノンコミックス/コアミックス)を風間太樹氏が実写映画化。6月5日(金)に全国にて公開した。

W主演・田中信子役を演じる桜田は「信子を演じました桜田ひよりです。今日は来ていただきありがとうございます。去年の今頃撮影をしていて、ようやく昨日無事に公開されたということで、私達自身もほっとしておりますし、この温かい空気感に皆さんが包まれているんだっていう喜びの中で、今日は少しでもお話できたらいいなと思います。よろしくお願い致します」と挨拶。
一番共感したシーンはという質問に「最初から最後まで共感の嵐と言いますか、自分自身を投影して信子ちゃんと向き合っている時間が多かったので、終始共感が絶えなかったんですけれど、特に面接のシーンがすごく印象に残っています。信子視点で物語が進んで、演じていく中で、客観的に見ている第二の信子を演じた時に、自分が人からこう思われているんだなっていうのを、俯瞰して見た瞬間に、自分の中で今までなかった感情が生まれたりとか、改めて自分自身ってこういう人なんだなっていうのを、自分の中で認めた瞬間がありました。皆さん就活を経験された方は多くいらっしゃると思うんですけれど、自分の良いところや、誰にも負けない強さを文字に起こしたり、相手に伝えたりすることは、すごくハードルも高いですし、自分と向き合う時間って大切ですけれど、きつい時間でもあったりするので、就活っていうシーンが、自分にとってもそうですし、誰かの心にもすごく響くものがあったんじゃないかなと思います」と語り、二度目以降、観てほしい注目ポイントについて「今回フォーカスされている部分で“手”というものがありまして。決して台本に書かれているわけではなくて、シーンの中で自分が手の動きをした時に、監督が見逃さずにいてくださって、基本的に手で表現している部分が多いのですが、とあるシーンで今まで強く握っていたものが、ふわっと手が広がっていくカットがあって、個人的にそのシーンを風間さんと、どうして手の力が抜けるのかっていうお話をさせていただいて、細部までこだわって、心情や相手に対しての向き合い方だったり、自分が見ているものに対しての信念の強さというものを手で表現しているので、二回目観てくださる皆さんはきっといらっしゃると思うので、そういう小さな部分にもぜひ注目していただきたいなと思います」とコメント。
続いて、自身が大切にしている言葉はと聞かれると「この作品からなんですけれど、この作品の中に出てくる“心配り”っていう言葉がすごく魅力的な言葉だなと思っていて。気配りとはまた違った、相手に対しての大切な思いや、この人のためになったらいいなとか、こういうことをしてあげたいなとか、内側から湧き出てくる感情が心配りというものなんだなと思っていて。日常生活でも相手を思いやる大切さ、それが気配りではなく自分から出てくる心配りだったら受け取る側も、もしかしたら何か変化を感じ取ってくれたりとか、そこに温もりが少しプラスされているんじゃないかなと思っていて、今後すごく自分の中で大切にしようと思える言葉になりました」と明かし、小さな幸せを感じる時について「この作品にも出てくるのですが、四葉のクローバーを見つけるのが得意なんです。今日もバラエティが放送されたのですが、四葉のクローバーを探す企画があって、始まって10秒ぐらいで見つけました。四葉のクローバーにかける熱量の高さが作品とリンクしている部分もあるんじゃないかなと思います」と答えた。

最後に「今日は皆さんの貴重な時間をいただきありがとうございます。この作品が始まる前、監督とお話させていただいた時、1人でも多くのモブ子に届きますようにというのが私達の中で約束事としてあって。この作品を通して1人1人が共感する部分や共鳴し合える部分って必ずしも同じではないですし、自分だけが感じたものってその人の魅力ですし、そこに気づけるあなたは本当に心が優しくて温かくて、前を向いていいんだよ、そのままでいいんだよっていうメッセージが込められていると思いながら、私は信子としてこの作品に参加させていただいていました。昨日無事に公開を迎えて、この作品を一緒に作り上げてくださったスタッフの皆さんや、番宣に携わってくださった皆さん、素晴らしいキャストの皆さんと本当に温かくて優しい気持ちになれる、そんな作品を作れたんじゃないかなと思っているので、1人でも多くの方に観ていただきたいなと思いますし、この先5年後、10年後、それぞれがこの映画を観て感じることもきっと変わってくると思うので、長く愛され続ける作品になればいいなと思います。今日は皆さんありがとうございました」とメッセージを送った。