2025年10月31日（金）に行われた、映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』初日舞台挨拶に天海祐希が出席した。
“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰のエベレストの女性世界初登頂に成功した田部井淳子。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヵ国の最高峰・最高地点の登頂に成功。そんな、日本を代表する偉大な女性登山家・田部井淳子の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けたその勇壮な生涯を壮大なスケールで描く映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』が2025年10月31日（金）に全国公開した。
北山悦子役を演じる天海は「偉大な女性を偉大な女性が演じた映画が、今日公開になりました。勇気と、みんな1人じゃ生きていないんだっていうことをつくづく感じられるすごく素敵な映画です。沢山の方に、ご家族やご夫婦に観ていただけたらいいなと思っています。私は悦子さんが（吉永小百合さん演じる）淳子さんを憧れるというか、大事に思っている眼差しで見ていたのと同じように撮影中、私も吉永さんを、憧れる人を見る眼差しや見ている顔を撮っていただいた映画だと思っています。どうぞ楽しんでください」と挨拶。
タイトルにちなんで、自身のてっぺんの向こう側には何があるかという質問に、“自分”と答え、その理由を「どこまで行っても自分との戦いだなと思って。自分の才能のなさとかにぶつかるんですよ。それと戦うの、本当に。学生の方や働かれている方、皆さんもですし、多分ご自分といつも戦ってらっしゃると思いますけれど、自分と戦って、その戦うお母さん、奥さん、そして仲間を支えている人達の映画ですので、ぜひ勇気をもらっていただけたらと思います」と語った。
