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【レポート】杉咲花 映画『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願イベント

2025年10月15日(水)に行われた、映画『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願イベントに杉咲花が出席した。

芥川賞作家・金原ひとみ氏が歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説を、監督に松居大悟氏、主演に杉咲花を迎えて映画化した『ミーツ・ザ・ワールド』が10月24日(金)に全国公開する。

主演・三ツ橋由嘉里役を演じる杉咲は撮影を振り返って「夏の盛りの時期に撮影していて、とても暑い中、みんなで乗り越えた日々だったんですけれど、映画がクランクインする前に新宿の神社で、みんなでお祓いをしたこととかもすごく懐かしいなと思って。神社が舞台になったシーンもありましたし、監督がロケハンをする中で、場所に嘘をつきたくないとおっしゃって。ライさんのお家として借りていたマンションから全部徒歩で行ける場所でロケをしていたので、とても手触りのある撮影の日々だったなと思います」と話し、暮らすように撮っていた日々について「新宿っていう場所が自分にとっても心地のいい場所になっていって。今まで見えてこなかった景色が見えたりとか、朝日を迎えるシーンとかも実際に撮影して、すごく綺麗な街に見えたりとか。新しい場所になりましたね」とコメント。

共演した(鹿野ライ役の)南琴奈さんと(アサヒ役の)板垣李光人さんの印象を「琴奈と初めて会ったのは、ちょうど2年ぐらい前のライ役の最終オーディションの時で、当時高校2年生だったと思うんですけれど、自分もそこに立ち会わせてもらうことはみんな知らない状態だったみたいで、自分のことを知っていてくれるかな、ドキドキするなと思いながらひっそりいたら気付いてくれて。知っていてくれた安堵もあったんですけれど、屈託のないみずみずしさと、でもお芝居をするとすごく大人びて見えて、艶っぽい所作や、(演技で)自分の髪に触れてくれるんですけれど、その時にドキッとしてしまって、思わずセリフが飛んでしまうような、そんなすごく不思議なバランスの方だなと思って、一気に魅了されました。(板垣さんは)本読みの時が初めましてで、すごく物静かな印象があったんですけれど、本を読み始めた瞬間にものすごいバイタリティで、一気にボルテージが上がっていく姿に圧倒されましたね。こんなふうにアサヒを用意してきたんだなと思って。由嘉里が新しく出会っていく1人の人として、すごく力強くその扉を開いてくださる感じがして心強かったです」と語った。

この日のイベントは成子天神社で行われ、『みんなで健やかにいられますように』と書いた絵馬を見せて「月並みですが無事に初日を迎えるまでも、その後もまずは健康が一番大事なので」と話し、最後に「今日はお越しいただきありがとうございました。映画の舞台になったこの新宿でご祈祷できたこともすごく嬉しかったです。他者と関わることとか、自分自身と付き合っていくことにエールをくれるような映画になっているんじゃないかなと思います。ぜひ大きなスクリーンで観ていただけると嬉しいです」とメッセージを送った。