2025年10月11日(土)に行われた、映画『舞倒れ』舞台挨拶イベントに有澤樟太郎が出席した。
世阿弥ら芸能に優れた流刑者達と島の風土が交わることで産まれた独自の文化を持つ佐渡ヶ島。閉ざされた環境の中で紡がれる、伝統と革新の間で揺れ動く若者たちの衝動と葛藤を描いた青く儚い青春群像劇「舞倒れ」が10月10日(金)より池袋HUMAXシネマズにて公開した。
硲役を演じた有澤は「硲役を演じました有澤樟太郎です。本日はお足元の悪い中、そして
朝早くからお集まりいただきありがとうございます。当時、満を持しての企画で映画を作るということで、撮影したのがもう2年前なんですけれど、こうして皆さんの元に届けられることを本当に嬉しく思っています。本日は短い時間ですがよろしくお願いします」と挨拶。
役柄について「ものすごく才能があって、将来を約束されたような人物なのですが、本当に一言で言うならば、みんなのお兄さんっていう感じですかね。身近に感じられる優しく包容力のある、皆さんが思い描くようなお兄ちゃん。そういうのを想像して観ていただければ、より感情移入できると思いますので、ぜひ楽しみにしてください」と話し、吾潟役の松田凌さん、下戸役の橋本祥平さんとの共演を振り返って「僕は弟的なポジションで、先輩の背中を見て育ってきたのですが、初舞台で凌さんと共演しているんです。『K』第二章という10年前の作品でご一緒させてもらって、祥平さんは2作目の『ハイキュー!!』という舞台を一緒にしたのですが、僕はもう2人の良いところを多分2、30個あげられるんです。ここがすごく好きだったなみたいな印象的なエピソードもありますし、尊敬している先輩お2人と時を経て、しかも(役柄が)近い関係性で一緒にできて、あまりにも2人が人として魅力的すぎて(自身が好きと思う人への)好みがやっぱり間違ってなかったなって。その好みを信じて僕は何年もやってきたので、久々に共演して、2人のことを好きでよかったと思える瞬間だったので、共演は僕としては熱かったです」と語った。