News&Topics

【レポート】明日海りお ミュージカル『コレット』開幕直前取材&公開ゲネプロ

ミュージカル『コレット』開幕直前取材&公開ゲネプロに明日海りおが出席した。

シドニー=ガブリエル・コレット。20世紀初頭のパリを舞台に、信念を貫き、自らの道を切り開いた一人の女性の物語―。その波乱に満ちた人生をオリジナル・ミュージカルとして2025年8月6日(水)より東京・日本青年館ホール、8月21日(木)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演する。

主演・コレット役を務める明日海は「今、リハーサルを全て終えて、これからゲネプロに挑むところなんですけれども、やはり新作のオリジナルミュージカルということで、稽古場で段取りや、いただいた曲を自分達の世界観の中に落とし込んでどう広げていくか、人の動きとか、ダンスナンバーもですし、本当に1から作り上げたものがようやく皆様にご覧いただけるっていうのがとても楽しみです。まずは安全確認しながら、的確に自分のやりたいことを舞台の上にのせられるように頑張りたいと思います」と意気込みを述べ、役作りについて「このミュージカルで起こること、ほぼ実話なんですけれど、演じているコレットが、そんなこと起こるのっていう信じられないことの連続で、その半生をぎゅっと2時間半で描いているので、もう展開がとにかく早く、普段の明日海の感覚だと、全くついて行けなくて。何かに興味を持つとか、気持ちの高まりみたいなものは、いつも舞台に立つ3倍ぐらいの気持ちでやらないといけないなと思っています。そこが今苦労しています。あとは、コレットもとても個性のある人なんですけれども、周りの方々があまりに個性豊かすぎて、ここにいらっしゃらない役の方々もすごくエネルギーがあって個性豊かなので、コレットが普通だなって見えてしまわないように頑張っているところです。出会う方がものすごい強力なボールを投げてくださるので(舞台に)出てくださる瞬間に、私は心を揺さぶられるがままに変化していくっていう感じです」とコメント。

ミッシー役の七海ひろきさんとは宝塚歌劇団時代の同期ということで「幼い時から自分を知ってくれていますし、絶対的な安心感という困ったことがあれば相談をいつでもし合えて、頼れる人がいるっていうのは、(他のキャストの)皆さんにも頼らせていただいちゃっているんですけれど、すごい心強いです。お互いもうちょっとこうしたほうがいいかなって指摘し合ったりもできますし。あとは、海ちゃんの芝居の熱量っていうものがすごく刺さって毎回涙してしまうシーンがあるんですけれど、さすがだなって思っています」と語り、ベルトラン役の大東立樹さん(CLASS SEVEN)から憧れの存在と言われたことについて「知ってくださっていたんだっていうことにもびっくりしましたし、(明日海自身が)フランクだって言ってくれたんですけれど、私以上に、大人達に気を遣うのがものすごく上手で、会話の広げ方や、愛され方が上手なんですよ。愛し方も愛され方もすごい上手なので、見習いたいなと。こういう人になりたいですし、本当に普段の(大東さんの姿が)こういう感じですっていうのをお見せしたいぐらいです」と笑顔を見せた。

最後にキャストを代表して「ミュージカル『コレット』はG2さんがお1人で書き上げられて、その素敵なミュージカルに、荻野清子さんがパリらしい素敵な音楽をつけてくださりました。振り付けも藤林美沙さんがお1人で全部つけてくださって、少数精鋭というか、みんなが一丸となって意見を出し合って、本当に心を込めて作ってきたミュージカルでございます。1つ1つの役がおりなす『コレット』の世界を存分にお楽しみいただければと思います。楽しみに劇場にいらしてください」とメッセージを送った。