2025年5月23日(金)に行われた、映画『老後の資金がありません!』上映前舞台挨拶に天海祐希が出席した。
映画館「丸の内 TOEI」が、2025年7月27日(日)に閉館することに伴い、約65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクトの一環として2025年5月9日(金)〜7月27日(日)の80日間にわたって、数々の傑作特集上映に加え、劇場を利用した各種イベントを実施する。
主演・後藤篤子役を演じた天海は「天海祐希です。『老後の資金がありません!』を観に来てくださってありがとうございます。初めての方もいらっしゃると思いますが、楽しんでいただく前に、ちょっとお話をさせていただければと思います。よろしくお願い致します」と挨拶し、再上映することについて「嬉しいです。もう1回『老後の資金がありません!』をここで上映していただけることは、本当に幸せなことだと思っています」と笑顔を見せた。
2021年の公開時、同館に観に行ったそうで「ここの1番後ろの列に、若村麻由美さんと氷川きよしさんと3人で観ました。音のトラブルがあって私達3人が気づいて、私が『ちょっと行ってくる』と言ってすぐ席を立って、受付の人に言いにいきました。『トラブルが起こっています』と話したら、すぐに係りの人が来てくださって、元々最初のほうで気づいたのですが、もう1回最初からの上映になりました」と明かし、撮影の印象的な出来事について「最後のパーティーのシーンは日光との戦いでしたね。太陽の場所によって、照明さんとの兼ね合いで、顔が影になってしまうことがあるんですよ。なので、照明さんの位置と太陽の出ている位置を見つつ、歌いながら(後藤芳乃役の)草笛さんも動かして(草笛さんの)顔が影にならないようにしていました」とコメント。
最後に「演劇もですが、映画も劇場に足を運んでいただくことが本当に私達にとって励みになることですし、応援していただけることが、次に繋がっていることだと思うので、どんどん劇場に足を運んでいただいて、映画を観ていただけたらいいなと思います。ここがなくなってしまうのはすごく寂しいですが、新しい素敵なことに繋がると思って、希望を持っていきたいなと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。