News&Topics

【レポート】有澤樟太郎 ミュージカル『キンキーブーツ』囲み取材

経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化した『キンキーブーツ』が2025年4月27日(日)~5月18日(日)東急シアターオーブ、5月26日(月)~6月8日(日)オリックス劇場にて上演する。

チャーリー・プライス役の有澤は「チャーリー・プライス役を演じます、有澤樟太郎です。ラスティ、そしてDB、岸谷五朗さんをはじめ、日本のクリエイター、スタッフの皆さんに『キンキーブーツ』という作品、チャーリー・プライスとしての生き方のノウハウを沢山教えていただいて、そして最後、ジェリーに魔法をかけていただきました。カンパニーとしては士気が最上級に上がっている状態なので、本番までにやり残したことは全くないです。お客さんに観ていただいて、早く2025年の『キンキーブーツ』を完成させたいという気持ちでいっぱいです。本当に楽しみにしています」と語り、キャスト陣が高身長ということで「お芝居をする時に前かがみになってしまうことが結構あるのですが、今回は見上げながら芝居をすることが多いので、すごい新鮮です」とコメント。

稽古を通して大変だったことを聞かれると「僕は楽しくて仕方なくて、ずっと自分が夢に見ていた『キンキーブーツ』なので、作品に携わってから、お客さんが熱狂する姿を想像しながらずっと稽古をしていましたし、お客さんの期待を超える作品になったと思っています。こんなにも自分のエネルギーが必要なんだなということを、演じてみて感じました。1人が変われば色々な方向に変わっていくライブ感がこの作品の魅力ですし、通し稽古も今回沢山できて、最終的に行き着く色々な形の『キンキーブーツ』を試せたのではないかと思うので、貴重だったなと思います」と話し、本作が愛される理由について「この作品を作ってきた方達の、作品への愛が本当に素晴らしいなって思いました。ラスティから最初に『キンキーブーツ』はこういう作品なんだよ、僕の好きなシーンはねって色々教えてくれて、DBも愛を語ってくれて、ジェリーも話してくれて、その愛を僕達はお客さんに受け継いでいかないといけないと思いました。作っている方達の熱量と愛でできた作品だと読み合わせの時に話を聞いて、愛される理由が分かりました」と笑顔を見せた。