2025年2月4日(火)に行われた、『きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇〜』稽古場取材会に中川大輔が出席した。
本作は、江戸時代後期から読み継がれてきた名作、「弥次さん」「喜多さん」でもお馴染みの『東海道中膝栗毛』をベースとし、昭和の世話もの(義理・人情・恋愛話)作品をオマージュした新作書き下ろしの疾走音楽劇『きたやじ オン・ザ・ロード〜いざ、出立!!篇〜』が2025年3月1日(土)〜3月16日(日)日本青年館ホール、3月21日(金)〜23日(日)SkyシアターMBSにて上演する。
主演の喜多八役を務める中川は「喜多八役を演じます中川大輔です。最初に銘打っている通り、大エンターテインメント作品、疾走音楽劇にこれからの稽古で作っていきたいと思っております。観ていただいた方が元気になって帰ってもらえる作品になるように頑張っていますので、ぜひ劇場でお待ちしています」と話し、座長としての思いを「周りの方々に支えられているなって常々稽古場で思っていて、(弥次郎兵衞役の)牧島さんが2人のお芝居をどうやって作っていくかを休憩時間に話していただいたり、先輩方に殺陣を教わったりして、引っ張っていくというよりは支えられて立っているなと思っています。でもその分、毎日元気に稽古場にいたいなと思っていて、そういう座長でいられたらなと思います」と語った。
疾走感あふれる今作について「1公演フルマラソンぐらいカロリーを使うんじゃないかなという予想を、今の段階からしているんですけれど、それぐらいの熱量を持って演じて、お客さんに届いて元気になってもらえたらなと思っています」と話し、役柄について似ている部分を「牧島さんは目利きの弥次郎兵衞という異名を持つ役柄なのですが、スイッチが入った時の牧島さんの目力がすごいです。牧島さんの目が開眼するところを観ていただきたいです。牧島さんが根はクールなのに対して、僕はそんなにクールじゃないところが役柄の2人の関係性に似ているなと思いますし、旅役者の役なので、僕も同じ職業をしているのですごく共感できる部分があって。弥次さんに『役者ってのは楽しいかい』と聞かれて『別の人になれるのは楽しいな』というセリフや、『天下一の役者を目指している』というところは心から言えるセリフだなと思いながら演じています」とコメント。
最後に「演劇を普段観ない人や、演劇が難しいのかなと思っている人にも観てほしいですし、初めて観る人にも絶対楽しめる作品になっていると思います。毎日稽古場ではお祭りのように騒ぎながらパワフルに演じているので、観にきてくれたら元気になって帰れると思いますし、この2人を観て、もうちょっと気楽に生きてみてもいいんじゃないかと思う劇になっていると思いますのでぜひ劇場にお越しください」と呼びかけた。