2024年11月12日(火)に行われた、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』宣伝開店&完成報告イベントに天海祐希が出席した。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズは、廣嶋玲子・作、jyajya・絵(偕成社刊)による児童小説。老若男女、幸運な人だけが辿り着ける、ふしぎな駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顛末が描かれる大人気の小説が遂に実写映画化!12月13日(金)より全国公開する。
“銭天堂”店主・紅子役を演じる天海は「こんにちは、天海祐希です。皆さんお越しくださりましてありがとうございます。銭天堂の店主、紅子を演じました。3時間ほどの特殊メイクをしまして、とても楽しくドキドキしながら撮影をしました。今日(白山乃愛さん、番家天嵩さんと)ご一緒していますけれども、しっかりとしたお芝居をしてくださりまして、そして中田監督の元、スタッフ、キャスト一丸となって頑張った作品です。ぜひ皆さんに観ていただけたら嬉しいなと思います。どうぞよろしくお願い致します」と挨拶し、オファーを受けた感想を「大人気の児童小説というのを存じていたので、私がやっていいんだろうかと思いまして。紅子さんの絵も、ちょっとふくよかで、ドンとされている方だったので『私でいいんですか?』と何回かお聞きして、紅子さんに寄せていくにはどうするのかと伺いながら『ぜひに』と言っていただき、そう言っていただけるならばよろしくお願いしますと申し上げました」とコメント。
完成した作品を観て「すごくドキドキしたし、ちょっと怖いところもあってハラハラしたし、どうなるんだろうって登場人物を1人1人応援したくなるような大きなうねりがあって、自分が出ていたんですけれども、それを忘れて楽しめるような作品に仕上がっていました。お子さんは学校やお家で不安や悩みがあったりすると思いますが、大人はもっと人間関係、仕事や家族のこと、色々なことに悩みがあるじゃないですか。(観ていて)ちくちくと刺さるんですよね。大人がより自分に重ねられるところがあるんじゃないかなと思いました。幸せな気持ちになれるし、大人こそ楽しめるんじゃないかなと思いました」と語り、特殊メイクをした自身の姿を見て「祖母に似ていて、系統って似ていくんだなと思いました」と明かした。
イベントが開催された駄菓子屋・上川口屋は、雑司が谷・鬼子母神堂内の敷地内で、長きにわたって駄菓子を売っており、駄菓子が好きと話す天海は「子供の頃、社交場でしたよね。小さいことでしょうけれども、社会のルールをちょっとずつ学ぶような場所でしたし、私は駄菓子屋さんって日本の文化だと思っていて、とても大事なもの。どんどんなくなっていっているのがすごく残念で。ぜひこの映画とともにまた盛り返してもらったらいいなと思っています。私、大人買いしに行きますよ。本当に。親にやめなさいって言われるんですけれど、やっと大人買いできるようになったんだから(笑)」と語り、最後はキャストを代表して「今日はお忙しい中、足をお運びくださりましてありがとうございます。皆様のご協力を得て沢山の人にこの『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が公開するよっていうのがちゃんと伝わっていくと嬉しいなと思っています。大人も子供も幸せになれる映画だと思います。この映画を観て楽しんでいただけて、そして小説も読んでいただけたらすごく嬉しいなと思います。どうぞ沢山の人が足をお運びいただけますように、皆様のご協力よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました」と笑顔でメッセージを送った。