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【レポート】明日海りお ミュージカル『9 to 5』初日前会見

2024年10月6日(日)に行われた、ミュージカル『9 to 5』初日前会見に明日海りおが出席した。

数々の受賞歴を持つ音楽界の “LIVING LEGEND”ドリー・バートンが手掛けたミュージカル『9 to 5』は2009年にブロードウェイで上演されるや大きな話題を集めトニー賞、グラミー賞にノミネート、その後2019年にはロンドンのウエストエンドでもヒットを記録。働く女性の仕事や恋愛の悩みを描いた、笑えてスッキリする傑作ミュージカル・コメディが10月6日(日)〜21日(月)まで日本青年館ホールにて上演。その後、大阪、福岡、静岡公演を行う。

主演・ヴァイオレット役を務める明日海は「今日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。明日海りおです。これからゲネプロを行って、ようやく初日を迎えるのですが、コメディミュージカルを、お客様に観ていただけることを、すごく嬉しく感じています。今日のゲネプロで危ないところや、まだ足りていないところは調整しつつ、みんなと1つになって作っていけたらと思っております。よろしくお願い致します」と挨拶し、稽古場での雰囲気について「今回演出をしてくださっている上田一豪さんが、みんなに寄り添ってくれる優しい演出家の方で、『とりあえず自由にやってください』とおっしゃってくださるので、みんな色々な挑戦、やってみたいことを次から次へと盛り込んで、稽古場は常に大爆笑でした。毎日笑って、本当に腹筋が鍛えられたかなという感じで、(フランクリン・ハートJr.役の)別所哲也さんも常にバラエティ豊かなナンバーにされていきますし、それに続いて、私達やアンサンブルの皆さんも、どんどん新しいことを増やして、賑やかになっている作品だなと思います」とコメント。

また、お気に入りのミュージカルナンバーを聞かれると「どのナンバーも本当に素敵で、ダンサブルであったり、みんなで歌い上げる曲だったり、良さがいっぱいあるんですけれど『チェンジ』という、働き方改革を私達の手でしようじゃないかっていうところで、歌うナンバーがあって。歌の後半は(ドラリー・ローズ役の)平野綾ちゃんが歌うところがあるんですけれど、綾ちゃんのパワフルさと、みんなのキラキラが、未来に向かって踏み出していく強さみたいなのが感じられて私は大好きです。本当はあと10曲くらい言いたいのですが(笑)」と答え、ヴァイオレットと自身の共通点はという質問に「今は働きながら家事もして、子育てをされる方が増えてきたと思うんですけれど、その時の(ヴァイオレットの時代の)感覚でいくと、すごく苦労している人で、男社会の中で生きていくということに相当な覚悟と、言い負かされてはならない、弱音なんか吐いちゃいけないと思って必死に生きている人だと思います。共通点があるかっていうと、おこがましくて言えないなっていつも思うんです。でも、劇中の中でヴァイオレットがちょっとしたミスを犯してしまってパニックになってしまうんですけれど、その時にドラリーやジュディに『落ち着いて、大丈夫だから』となだめられる感じが、ちょっと似ているかなと思いました」と明かした。

最後はキャストを代表して「不適切な発言をする社長が出てきたりもするんですけれど、本当にどの登場人物もとても愛おしくて、最後にはすっきり爽やか、朗らかな気持ちになって帰っていただける作品だと思います。普段ミュージカルや舞台がお好きな方にはもちろんですけれど、初めてミュージカルを観てみようかなっていう方にも、歌もダンスも全部楽しんでいただける作品なので、何度でも足を運んでいただけたらと思っております。お待ちしております」とメッセージを送った。