2023年10月18日(水)に行われた、ドラマシャワー『ワンルームエンジェル』 放送直前イベントに上杉柊平が出席した。
「このマンガがすごい!」2020オンナ編13位受賞ほか、数々の賞を受賞した感涙必須のコミックスを、上杉柊平&西村拓哉W主演、そして枝優花を監督に迎えておくるドラマシャワー「ワンルームエンジェル」(10月19日スタート、MBS25:29~tvk25:00~他)。趣味なし、友人なし、恋人なし。生きる価値、なし。惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(上杉柊平)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」(西村拓哉さん)を見た。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。突然はじまった奇妙な同居生活だったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて――というストーリー。
役衣装で登場した幸紀役の上杉は、役柄を演じるにあたり意識した点について「(自身が)空っぽという状態から始まる役柄だったので、空っぽというものをどのように表現して、理解してもらうかということと、天使との会話はコミカルな会話もあったりするので、距離が近くなりすぎないように細かい口調や仕草、目線はすごく意識して、そこからどうやって最終回に向かっていくのか監督や西村くんとかと細かく話しながら、意識して作ったという感じです。幸紀も天使も生きることに対して、考え方が変わっていくようにお互いお芝居したので、変化もこの作品の魅力の1つかなと思いますし、観る方にとっても自分に何か重ねられるところが沢山あるんじゃないかなと思います」と語った。
西村さんの印象を聞かれると「本読みの時に初めて会ったのですが、リュックを背負って『おはようございます!』と言われ、可愛いわんぱくな子が来たなと。本読みを始めると声のトーンも急に変わって天使そのものだと感じ(撮影が)楽しみだなと思ったのが第一印象でしたし、ワクワクしました」と振り返り、撮影を進めるとギャップを感じたそうで「天使として初めて会っているので、まろやかで純白さをイメージしていたのですが、すごく良い意味で、意見をちゃんと持っていて、地に足がついていて思っていた100倍以上しっかりしていて、ちゃんと色々なことを考えている子だなと思いました」とコメント。
続けて長い期間、撮影を共にした2人の以心伝心テストが行われたりと、終始和気あいあいとした雰囲気の中、最後に「今日こうやって2人で話していたような関係性が見え隠れしている作品になっていると思います。空っぽの人間と空っぽの天使がどのようにして生きる意味や、相手のことを大事にして過ごしていくのか。天使という少し突拍子もない存在ですが、自分の身近に天使のような人っているよねとか、こういう人がいたらいいよねとか、そういうシーンが色々あると思っています。細かい変化みたいなものをチーム全体で、本気でみんなに届くように丁寧に作りあげてきたので、楽しんでいただきたいと思いますし、沢山の人に観ていただきたい作品になっていますので、ぜひ広めていただければと思っております。今日はありがとうございました」とメッセージを送った。