2023年10月15日(日)に行われた、テレビ朝日系木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』制作発表記者会見に菅野美穂と志田未来が出席した。
絶大な支持を集める秀作が多数ひしめき合う中、今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)。突然、要介護状態となった夫…その夫の“彼氏”“彼女”、“隠し子”と同居開始!?すべての人にエールを贈る、踏ん張る“おっさん”主婦の数奇な人生&家族の物語がテレビ朝日で早くもドラマ化し、10月19日(木)よる9時よりスタートする。
主演・伊沢ゆりあ役の菅野は「伊沢ゆりあ役を演じさせていただきます、菅野美穂です。入江喜和さんの原作コミックをベースに橋部さんに脚色していただきまして、本当にこれ以上ない、素敵なキャストの皆さんと毎日撮影できることを、幸せものだなと思いながら撮影に通っております。 内容は介護や愛人との同居など、奇想天外でありつつも現代の家庭の問題を映しているなと感じています。観てくださった方に何か心に残るものを届けられたらなと思っております。どうぞよろしくお願い致します」と話し、ゆりあの夫・伊沢吾良の主治医、前田有香役を演じる志田は「主治医の前田を演じさせていただいています、志田未来です。本当に個性豊かなキャラクターが沢山登場する中で、一番普通な、悩みもない人間を演じさせていただいているのかなと思っています。皆さんがちょっとホッとできるような、そんなシーンになればいいなと思って参加させていただいています。今日はよろしくお願い致します」と挨拶。
役柄の魅力について菅野は「ゆりあさんは本当に石のようなと言いますか、どっしり構えていてどんなことにも揺るがない生き方をしている女性だなと思い、尊敬の気持ちで読ませていただいたのですが、お話の中盤からは、そんなゆりあさんが人間らしいと言いますか、葛藤を抱えていくところもあって、そこも魅力だなと思っています。このメンバーで1つ屋根の下で食事を囲むというのが、奇想天外だなと思うのですが、それぞれがいびつな中にも可愛らしいところがあって。なんとも言えないリアリティのある役としても、お話としても面白いなと思っています」と語った。
続いてフリップトークに進み、作品名にちなんで“運命的な繋がりを感じた人”について聞かれると菅野は「今回初めて入江さんにお目にかかる機会をいただきまして、原作コミックにもバレエダンサーのシルヴィ・ギエムが出てくるのですが、私も15年前ぐらい前にシルヴィ・ギエムの来日公演を観に行っていたんです。入江先生もその公演にいらしていたそうで。15年経って、こういう形でご一緒させていただけるというのは、何か運命を感じて(フリップに)入江先生と書かせていただきました」と明かし、“突然自分の人生がガラッと変わった出来事”について志田は「20歳過ぎた時に初めて1人暮らしをしたのですが、その時に本当に母のありがたみをものすごく感じて。お仕事をしながら家事をしたり、自分1人のことなのに、全然できなくていっぱいいっぱいになっていて、すごく心がガラッと入れ替わりました。親孝行しなきゃと強く思いました」と振り返った。
最後にキャストを代表して菅野は「尊敬できる俳優の皆さんと毎日コツコツと丁寧に撮影しております。令和のいびつで、でもどこかほっとするような温かいホームドラマです。
皆さんに観ていただけるようにと思って頑張って撮影しております。よろしくお願い致します。今日はどうもありがとうございました」とメッセージを送った。