2023年3月27日(月)に行われた、ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』製作発表に山崎育三郎が出席した。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』はアラン・ニーによる戯曲『The Man Who Was Peter Pan』と、ジョニー・デップ主演で2004年に公開された同タイトルの映画を元に創られたミュージカル作品。2015年にブロードウェイで開幕し、多数のメディアから「何年も心に残るであろう必見の舞台」と絶賛された人気作で今回は、注目の演出家・小山ゆうなによる新演出版での上演となる。
約7年ぶりの新作ミュージカルへの出演となり、物語の主人公・名作『ピーターパン』の作者である劇作家ジェームズ・バリ役を務める山崎は劇中の楽曲「ネバーランド」「足元が揺れるとき」をキャストの方々と歌唱披露。
続いて行われたトークセッションでは「本読みが先日あったのですが、僕はミュージカルの本読みで涙を流したのが初めてで。それぐらい、とにかく泣けるこの物語に魅力を感じています。大人になると涙を流すことが少なくなると思います。この間WBCで村上様(村上宗隆選手)が最後(サヨナラ打を)打った時は泣いたんですけれど(笑)それを超えるぐらいの、本当にもう涙なしでは観ることができない作品です」と話し、役柄の魅力について「バリは大人にもなりきれず、子供でもないような人物で。僕自身が子供心を持っている方にすごく憧れていて、こんな大人になりたいと思うような遊び心満載の人物なので、そんなバリに近づけるようになりたいなと思っています」とコメント。
12歳でミュージカルデビューを果たした山崎は「その時の脚本家が今回、日本語訳を担当されている高橋亜子さんなのですが、僕のデビュー作の脚本家の先生とこうやって、また再会できるというのも本当に運命を感じています」と明かし、最後に「ミュージカルに出演したいと思った感覚を今でも覚えているのですが、この作品を通して改めて自分の原点に帰るような気持ちになっています。この作品を観た方にとってもきっと、自分が最も大切にしているものは何か、なぜ日々を生きているのかとか、自分の根本を見つけていただける作品だと思います。2023年最も泣けるミュージカルです。間違いありません。最高の作品を皆さんと共に作って、初日を迎えたいなと思っております。本日は誠にありがとうございました」と力強くメッセージを送った。