2023年1月14日(土)に行われた、ゲキ×シネ『神州無頼街』舞台挨拶に福士蒼汰が出席した。
『神州無頼街』は、2020年にコロナ禍で上演延期となるも、2022年春に劇団☆新感線42周年興行として大阪・静岡・東京にて豪華キャストとアクション&アンサンブルチームと共に、満を持しての“フルスペック”新感線として上演。“幕末”や“侠客”という、これまで中島かずきが新感線では取り上げなかった題材を用いて描いた猥雑で妖しく摩訶不思議な世界を、いのうえひでのりが歌・踊り・殺陣と、そのすべてをショーアップさせて創り上げた。
連日大盛況で大いに話題となった新感線の話題作を、映画館の大スクリーンにて高画質・高音質で楽しむ映像エンターテイメント《ゲキ×シネ》として、ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感溢れる映像作品として上映する。
主人公・秋津永流役を演じた福士は「本日は短い時間ですが、沢山色々なことを話していければいいなと思います。よろしくお願い致します」と挨拶し役柄について「僕は医者でありながら狼蘭という殺し屋の一族というクールな青年を演じています」と
解説。
舞台挨拶では終始、草臥を演じた宮野真守さんとの仲の良さがうかがえ「お互い(活動する)畑が違うからこそ、よりリスペクトできて僕がボケることに対して全部突っ込んでくれる優しさと包容力を持っていて、たまにふざけすぎて僕のこと重いと思わないかなと思います(笑)」と話し、宮野さんのトークに対し「完全に同意と思っています。異論なしです」とコメントし会場から笑いが起こる場面も見られた。
また、作品について「僕がクールなキャラクターで、まもちゃん(宮野さん)が賑やかで明るいキャラクターなのですが、舞台中に逆の面もみることができます。草臥が凄く思いつめた表情をしたり、僕もたまにふざけるシーンが出てきたり、面白いシーンが沢山あります。テーマ性を意識すると凄く重くも観ることができるし、明るくポップに馬鹿騒ぎしながら観ることができる作品でもあるなと思います」と語り、観て欲しいシーンについては「本当に細かいのですが1幕の最後、賭博のシーンで殺陣をやっている部分が凄く(宮野さんとの)バディ感があり、僕の表情を見逃さずに観ていただきたいです」とアピールした。
殺陣を家で練習した際「家にあるモップをくるくる回して練習していたら、ライトを割っちゃいました(笑)」というエピソードも明かす中、最後は「『神州無頼街』という作品は本当に念願叶っての作品で、中止、延期となり昨年ようやくできて本当に僕たちの思いが沢山詰まった作品です。一つ一つの思いを受け取っていただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました」と笑顔でメッセージを送った。