2021年9月28日(火)に行われた、
映画『老後の資金がありません!』の大ヒット祈願イベントに
天海祐希が出席した。
現代日本が抱えるお金の問題に、普通の主婦が立ち向かう、
痛快でハッピーなお金コメディ・エンターテイメントである本作で
天海は主演として、子育ても落ち着き、
老後は安泰だったはずの普通の主婦を演じた。
本作に登場する大きな招き猫にちなみ、
招き猫ゆかりの地である浅草・今戸神社で行われたイベントに登壇した天海は
「みなさまこんにちは、天海祐希です。
今日はお集りくださりありがとうございます。
わたくしはこの『老後の資金がありません!』の映画の中で
節約に励み、アルバイトをして老後の資金を貯めるためにがんばっている
篤子さんという主婦を演じました。
ちょっと頼りない旦那と、自己主張の強い娘の楽しい家族と
強力なお義母さまと戦いながら、でも楽しく、すごく素敵な方向にお話しが進む、
そんなハッピーな映画が完成しました。
今、コロナが起こりまして、この数年みなさま大変な思いをされていると思います。
今もまだ大変な思いをしている最中ですけれど、
少しでもこの映画を観ていただいて、
ハッピーな気持ちになっていただいたらいいなと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶した。
続いて、本来昨年の9月に公開予定だったことを聞かれ、
「観に来てくださるみなさんが、
少しでも安心して映画館に足を運んでいただけるようにということで
1年延期しましょうというご決断をされたんですね。
それはもっともだな、とわたしも思いましたし、
ぜひ、劇場で、大きなスクリーンで観ていただけたらうれしいなと
思っていたので、それはもう1年待ちましょうと。
その分みなさんに知っていただける機会が増えたと思って
この1年待って、みなさんにこうしてお届けすることができて本当に幸せです。
大ヒット祈願も今やっていただいたんですけど、
心の底から、ぜひたくさんの方に観ていただけますようにと
お願いして参りました」と、
コロナ禍での公開延期に関する気持ちを明かした。
コツコツ貯めてきたお金をどんどん失っていくという役を演じた感想を聞かれると
「いや、でも楽しかったですよ。
いつもは、わりと振り回している側の役を多くやらせていただくんですけど、
みんなに寄ってたかって振り回されるので、
それはそれで楽しかったです」と話した。
自身の老後や老後資金については
「諸先輩方がおっしゃってたように
いつから老後かわからないというのは、わたしも賛成なので、
今が老後だと決められるときまで、
ぶっちぎって走りたいなと思っています」と話し、
「自分で決めていいんですよね、老後って?
今、もうわかんないですものね」とキャストに問いかけた。
それに応じた草笛光子さんが
本当は今も老後だと思ってないという気持ちを吐露すると
「そうですよね、だから、何かあったときのために
準備しておくことは大事ですけど、自分で決めていかないようにして。
本当に素敵な先輩方がいらっしゃるので、
お手本にしていきたいなと思いました」と語った。
映画の内容にちなんで「最近経験したピンチ」について聞かれると
「何があるだろう?」と迷いながらも
最近まで放映されていた連続ドラマの話を披露。
「すごくしゃべる役だったんですけど、毎晩ピンチでした。
ピーンチッ!!と思いながらセリフを覚えていました。
明日ながーい!とか思いながら。でもうまく切り抜けましたけど」
と苦労話を明かした。
さらに「老後の心配事」について質問されると
「体力が落ちないようにしたいな、とは考えています」と話した。
最後に天海は、みなさんに向け
「日々、大変な思いをされている方、されていた方、いらっしゃると思います。
みなさまお一人おひとりに声をかけることはできませんが、
わたしたちの想いが詰まった映画が完成しました。
そして1年を経て、やっとみなさまにお届けすることができます。
これが本当に、わたしたちのみなさまへの励ましというか、
想いが伝わるといいな、と思っております。
映画を観て、ちょっぴり泣いて、そして笑って、
ハッピーになっていただきたいと思っております。
『老後の資金がありません!』10月30日から公開いたします。
ぜひ、劇場に足をお運びください。本日はありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします」とメッセージを送った。