2020年12月12日(土)に行われた、
『第37回浅草芸能大賞』授賞式
に天海祐希が出席した。
浅草芸能大賞は、1984年に公益財団法人台東区芸術文化財団によって
大衆芸能の奨励と振興を図ることを目的として創設された。
本年度の大賞を受賞し、
賞状と花束をいただいた天海は
「生まれ育った台東区からこのような賞をいただけて、
今胸がいっぱいです。
ついこの間、スターの手型に選んでいただけたと思っておりましたのに
こんなに身に余る光栄、本当にありがとうございました。
前回も家族、両親に親孝行ができたと思っていましたら、
また、親孝行をすることができました。
今年は本当に大変なことがありました。
今もまだ、苦しんでおられる方がたくさんいらっしゃると思います。
みなさまの心に少しでも、あたたかいものを伝えられるようなお仕事を
これからもしていきたいと思っております。
今日いただいた賞は
“天海、おまえがんばれよ”
というお言葉をいただいたと思っておりますので
ますます励んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました」と挨拶した。
また、受賞記念講演のトークで、
台東区での子どもの頃のエピソードを聞かれると
「バスで浅草まできて駄菓子屋さんや親戚の家によく行っていました。
また、毎週のように花やしきや、上野公園、動物園、博物館へと
いろいろ行っていましたね。
動物園は小学生の時は無料でしたので、
お弁当をもって通っていました」と明かした。
2020年に主演を務めたドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』
の撮影について質問された天海は
「とても緊張しました!
最先端で活躍されている先生がつきっきりで
手術シーンの指導をしてくださいました。
セリフをしゃべりながら、器具をもって手術を演じることは大変でしたが
お医者さまはこれを毎日やっていらっしゃるのかと、
手術の腕だけではなく
本当に集中力と体力が必要なお仕事だというのを実感し、
命を支えるために、最先端で働いてくださっている方々に
改めて感謝しました」と答えた。
天海が出演した映画『最高の人生の見つけ方』での
吉永小百合さんとの共演について聞かれると、
「ご一緒させていただくのは
映画『千年の恋 ひかる源氏物語』以来で、
その時に女優さんとは、役者とはどうあるべきかという姿を
みせていただいて、本当に勉強になりましたので、
あの頃から少しでも成長した姿を見ていただけたら
という思いで撮影に挑みました。
この作品はコンサートで歌ったり踊ったり、スカイダイビングをしたり
さまざまな経験をする映画でした。
そして小百合さんは役柄のために少しずつお食事を減らされたり、
ご自身が決められたことをひたむきに粛々とされる方で、
撮影中は“なんとしてもこの方をお守りしなくては”
という気持ちで毎日過ごしていました。
小百合さんから“最高の相棒です”という言葉をいただいて
本当にうれしかったです」と答えた。
また天海が主演を務め2021年公開となる
映画『老後の資金がありません!』について
「ハートフルなコメディで、
ホロッとするところもあり、イラッとするところもあります。
40代、50代さらにその親御さんの世代、
幅広い世代の方に楽しんでいただけると思いますし、
ちょっと笑って、ちょっと怒って
最後にホロッとしていただけたらいいなと、
映画館でぜひ観ていただきたいと思っています」とコメントした。
最後に会場のみなさんに向け「今日は大変な中、足をお運びいただき
ありがとうございます。
応援してくださっているみなさん、
楽しみにしてくださっているみなさん、
みなさんの気持ちを忘れずこれからも
精進していきたいと思います。
みなさん、どうぞ元気でいらっしゃってください。
そして地元である台東区を
みなさんと一緒に盛り上げていけたらと
少しでも貢献できるようがんばっていきたいと思っています。
今日は本当にありがとうございました」とメッセージを送った。