News&Topics

【レポート】加藤清史郎 映画『グーニーズ』4K ULTRA HD化発売記念トークイベント

2020年10月12日(月)に行われた、
映画『グーニーズ』4K ULTRA HD化発売記念トークイベント
に加藤清史郎が出席した。

落ちこぼれ少年団“グーニーズ”の大冒険を描き
1985年に劇場公開された不朽の名作『グーニーズ』。
今でも根強いファンに愛されている本作が製作から35年の時を経て
4K ULTRA HD化したことを記念したトークイベントに
加藤は“グーニーズ”たちと同世代の代表として登壇した。

加藤は「19歳になりました加藤清史郎です。
『グーニーズ』は僕の大好きな作品でもありますので、
今日は楽しみたいと思います」と挨拶し、
衣装について「今日は冒険している感満載の服です。
今すぐにでも洞窟のほうに僕も行きたいなと思っちゃいます」とコメントした。

『グーニーズ』について「作品名は以前から知っていましたが、
この半年間の在宅期間にひと昔前の名作を観るようになり、
『グーニーズ』を初めて拝見しました。
本当にハマってしまって、実は昨日も家族で観ました」と明かした加藤は、

特に面白かったポイントについて
「シンプルに誰もが楽しめる冒険というテーマに
すごく惹かれました。それから、個性の強いキャラクターが
それぞれケンカしたりするんですが、
真の部分に“グーニーズ”の友情や、家を守りたいという思いが
あらわれている部分がすごく好きです」と答えた。

特に共感したキャラクターを聞かれると
「年齢的に一番共感できたのはお兄さんのブランドですが、
一番好きなのはデータです。
自分の好きなものに没頭して発明品をつくるんだけど
へっぽこだっていうギャップが好きです。
そして、たまにすばらしい発明で仲間を救ったりするという
そのかわいらしさといったらないなと思います。
演じるのであればデータがいいです」とコメントした。

『グーニーズ』を観て子ども時代を振り返っての思いを聞かれると
「ここまでの冒険はもちろんないですが
本当にいろいろなお仕事をさせていただく中で
さまざまな役柄を演じることができたということは、
ある意味で冒険だったなとこの作品を観て思いました。
未知の人物になり作品の中で生きるというのは
そういうことでしか味わえない冒険感というのがあったと思います」と語り
プレッシャーはなかったか聞かれると
「あまりなかったですね、どちらかというと習い事のような感覚の方が強かったです。
楽しみたいという気持ちは今も変わらず大切にしていて、
変に気張ったりはしていなかったですね」と答えた。

また加藤自身の子役時代と重ねて
「メイキング映像を観たのですが、作品中の“グーニーズ”もかなり
無邪気ではしゃいでいるんですが、本番前もかなりはっちゃけている様子だったので
僕も小学生の頃に同世代の子たちと映画に出演させていただいた時は
あんな感じだったなと思い出しました」と語った。

本作のテーマである冒険にちなみ、加藤の3年間の英国留学について
きっかけを質問されると
「留学の理由はすごく単純で、まず英語が喋れるようになりたいというのと、
イギリスの演劇に触れてみたいということでした。
そのきっかけは以前『レ・ミゼラブル』というミュージカルに
出演させていただいた時に稽古をつけてくださっていた方々が
全員UKチームで英語が飛び交う現場でした。
その時に“僕も英語が理解できるようになったらいいな”と思ったのが一番初めで、
そこから英語がどんどん好きになり、
留学したいという気持ちにつながっていきました」と明かした。

また留学で特に驚いたことについては
「いくつもありますが、わかりやすいことで言えば、
信号の位置が少し低いということにも驚きました。
それから留学前はイギリスではみんなが英語を話すものだと思っていましたが、
いざ行ってみて耳を澄ますと英語以外の他の言語もたくさん飛び交っていますし、
完璧でない英語を喋る方々も、互いに完璧でない英語で伝え合って
支え合い生きている、そんな国なんだということもすごく驚きました。
それから3年間の寮生活をしていて
家族よりも長かったかもしれないくらい、寮の仲間と一緒の時間を過ごして
かけがえない時間でした」と明かした。

留学時代にハマったことを聞かれると「サッカーですね。
サッカー部に入部したんですけど、
対戦する相手が平均180センチくらいの大きな選手ばかりなので、
その中でどう闘っていくかというのがすごくいい経験になりました。
留学に行くまでに経験したことがないほど本腰を入れてスポーツに取り組み、
寮の仲間たちと暇さえあれば
ボールを蹴っているというのはすごく貴重な時間でした」と答えた。

また、劇中で印象的なセリフについて聞かれると
「“Goonies never say die”です。
主人公のマイキーが怒り気味に言うんですが、
この作品のテーマをあらわしているセリフだと思いますし、
みんなが冒険に疲れている時に、
この一言で意志がひとつになったと思います」とコメントした。

また、『グーニーズ』4K ULTRA HD 初回限定生産の特典である
海賊の宝の地図を手にした加藤は「これはすごくうれしいですよね。
こういう宝の地図を見ると冒険に行ってみたいと思いますし、
地図を取り出すシーンを再現してみたくなりますね」とコメントした。

最後に「この作品は誰もが楽しめる冒険がテーマであり
子どもたちのそれぞれの個性の強いお芝居が
たくさんちりばめられていて、
家を守りたい、“グーニーズ”の絆を大切にしたい、
という少年たちの強い思いが描かれています。
本当に面白いですし、感動できる作品だと思いますので
35周年をぜひ楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。