2020年9月12日(土)に行われた、
映画『ムーラン』公開記念オンライン・パーティに
明日海りおが出席した。
ディズニー・アニメーションの傑作『ムーラン』の主人公として
全世界で愛されてきた少女ムーランの物語を
空前のスケールで実写映画化した本作で
明日海は主人公ムーランの日本版声優を務めた。
9月4日よりディズニープラスにて本作の独占配信が開始されたことを記念し
開催されたオンライン・パーティに登壇した明日海は
「本日は画面越しではありますが、
みなさんと一緒に大いに盛り上がって楽しんでいけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします」と挨拶した。
完成した本作の感想を聞かれた明日海は
「自分が声優を務めたということで
ドキドキ、ヒヤヒヤしながら見るかと思っていましたが、
勇気、真実に必死に向き合い
自分らしい一歩を踏み出して成長していくムーランの姿が
濁りなく描かれていたので、見入ってしまいました。
豊富なアクションと美しい映像、
そして、壮大な音楽、すべてが相乗効果で見終えたあとに
心がジーンと温かくなってやっぱりディズニーだなと思いました」と答えた。
Twitterに寄せていただいた質問に答えるコーナーで
初めて声優を務めて苦労したこと、
今までの経験が役立ったことについて聞かれた明日海は
「収録の際はセリフの長さの目安を教えていただき
残り秒数の表示を見ながら演じたので、
監督さんやスタッフのみなさんは和やかな方ばかりだったのですが
その数字に焦ってしまい、慣れるまでやはり大変でした」と答え、
さらに「役に立ったこととしては、
10代の頃から宝塚歌劇団で男役として世界各国の戦う場面を演じてきたので、
アクションシーンでは、ここは蹴るための踏み込みの“ンッ”だなとか、
踏み下ろすときの“アッ”なんだなと感じながら演じることができました」と明かした。
さらに鳥が苦手な明日海に寄せられた、
“『ムーラン』で鳥が出てくるシーンの収録時の感想を教えてください”
というコメントには「本当に鳥さんが苦手で映像を見るだけでも怖いので
うすく目をあけながら収録しました。
ただ、ご先祖さまの象徴でもある不死鳥だけは、
一切怖いという気持ちはなく、
美しさに勇気づけられる存在という感じでした」と明かした。
さらに、Twitterに寄せていただいた「#ムーランのここが好き」の投稿に関連し、
ムーランが葛藤し涙を流すシーンを演じた際のことを聞かれた明日海は
「からだをゆすりながら泣いている声や
鼻をすするところが、しっかりリンクするように心がけて演じました。
それまでムーランが経験したことを想像しながら、
目にいっぱい涙をためていました。
ムーランもまだ若い女の子ということを思うと、
思わず抱きしめたい気持ちでした」と明かした。
また、自分らしく少女でいる時のムーランと
男性と偽って戦地へ足を踏み入れたムーランの声の演じ分けについて聞かれると
「最初は演じ分けようと意識して挑んだのですが
男装の時がすごく強くなりすぎて、
別の軍隊の隊長さんが出てきたかのようになってしまったんです。
演じ分ける、変化をつけるという気持ちではなく
例えば、ムーランが一生懸命に出てきて、
男性としてここで初めて声を発するんだ、というように
あくまで一人のムーランだということを意識するようにしました」と振り返った。
さらにTwitterに寄せていただいた、
自分らしく頑張っていることについての投稿にエールを送るコーナーでは、
宅トレと食事内容の見直しで8キロのダイエットに成功した方に向けて
「すばらしいですね。逆に、そんなに一気に痩せてしまって少し心配です。
今度は免疫力を下げないようにがんばりましょう!」と呼びかけた。
また、苦手意識がある電話対応の仕事に向き合いがんばっている方には
「苦手なことにも向き合うこと、わたしも見習います。
がんばってください」と力強くエールを送った。
実写版オリジナルキャラクターである、
強力な力をもつ魔女・シェンニャンについての想いを聞かれると、
「ムーランと敵対してはいるんですが、
戦いの世界で女性として生きるという共通点があり、
私個人としてはシェンニャンと向き合うことで
ちょっとした包容力を感じてしまうほど、
不思議な魅力に惹きつけられていました」と明かした。
また、城南海さんによって本作の主題歌「リフレクション」が披露されると
「南海ちゃんのもっている声の艶や伸びやかさ、力強さが
ムーランにぴったりで、間近で聞けて本当に幸せでした」とコメントした。
最後に配信をご覧になっている全国のファンのみなさんに向けて
「見終わった後に、心がジワーッと温かくなる
今の時代に、とってもいい作品だと思います。
また、幅広い年代の方にお楽しみいただけると思います」とメッセージを送った。