2020年8月16日(日)に行われた、
映画『青くて痛くて脆い』の公開直前イベントに
杉咲花が出席した。
デビュー作『君の膵臓をたべたい』で一躍ベストセラー作家となった
住野よる氏の5作目となる名著『青くて痛くて脆い』の実写化となる本作で
吉沢亮さんとともにW主演を務めた杉咲は、
「1年ほど前に撮影した作品がようやく公開となることを
とてもうれしく感じています」と挨拶した。
8月28日(金)に公開となる本作のプロモーション活動について問われると、
「公開がすごく楽しみな気持ちと、
吉沢さんとはプロモーションで長い時間をご一緒させていただいているので、
公開後にはこういう時間もなくなるかと思うと少し寂しくも感じています。
無事に公開されるよう最後までがんばります」と答えた。
大学生のリアルな青春を舞台に描かれた、
驚愕の青春サスペンス映画である本作にちなみイベント内では
“一問一答サスペンス! 心揺さぶる本音トーク”と題し
吉沢さんと杉咲が多数の質問に答えた。
完成した本作を最初に観て思ったことを聞かれると
杉咲は「テンポ感がすごい」と即答、
また本作の役を演じて自分の中で新鮮だった感覚については
「今回演じたヒロインの秋好寿乃(あきよしひさの)は笑うシーンが多くて、
これまで何かを背負った悲しい過去をもつ役を演じることが多かったので
こんなにポジティブな役は初めてで新鮮でした」と振り返った。
学生時代はリア充タイプか、非リア充タイプかという質問には
吉沢さんとそろって「非リア充です」と答え、
杉咲は「高校生になった瞬間、いろんなことが恥ずかしくなってしまい
人見知りになって、教室の一番前の机でポツンとしていることが多かったです。
恋人がいる人やグループで仲良くしている人たちを
いいなと思って眺めていました」と明かした。
また、だますのがうまいタイプか、だまされやすいタイプかという質問に
「だますのがうまいタイプ」と答え、
「この作品の撮影中に共演者のみなさんと、
だまし合いを楽しむ人狼ゲームをしていて
それが得意なのでだますのがうまいんじゃないかと思います」
と撮影現場のエピソードを明かした。
さらに、吉沢さんから「そんなに得意そうにも見えなかったですけどね」
と笑ってコメントされると、
「まだ本領を発揮できていないだけで、本当は得意です」と返した。
青春の青さと痛さ、脆さが存分に描かれた本作にちなみ
自分が青いな、痛いな、脆いなと感じたエピソードを聞かれると
「撮影現場でスタッフさんや共演者のみなさんに挨拶する時に
いつも緊張してしまい、大きい声で、大きい声でと
心の中で唱えている自分が痛いなと思います」と照れながら答えた。
吉沢さんとお互いの印象を、本作のタイトルにちなみ
「〇〇くて、〇〇くて、〇〇い」で表現するコーナーでは
吉沢さんから「黒くて、黒くて、たまに白い」と表現され
「花ちゃんは基本的に黒い服しか着ていないので、
今日も黒い服だろうと思った日に、
全身真っ白の服できて驚いた」とコメントされた。
杉咲は吉沢さんのことを
「説明うまくて、食リポうまくて、すごい」と表現し
「この映画のプロモーションでさまざまな取材や
バラエティ番組の出演を吉沢さんとご一緒したのですが、
感想などをコメントする時の説明がお上手で、
さらに、食リポもとても伝わる表現で、
本当にすごいなと思いました」と答えた。
一般の方から寄せられた質問に答えるコーナーでは、
青へのイメージを聞かれると
「青春の青というイメージです」と答えた。
また吉沢さんについて今後、見てみたい役を聞かれると
「熱血系の体育の先生役で、
新しい吉沢さんを見てみたいです」と明かした。
さらに、自分の中のルールを聞かれると
「声が小さくなりがちなので、相手を不安にさせないように
がんばって大きな声で話すことを心がけています」と明かした。
共演者の森七菜さんからはビデオメッセージが会場に届けられ、
杉咲へ「一緒に食べるご飯が美味しくて、忘れられなくて、好きぃ」
とメッセージが送られた。
「杉咲さんは撮影中すごく暑かったのに
すごくにこやかで明るくて素敵だと思いました。
その元気の源はなんですか?」との森さんからの質問に
杉咲は「ご飯を食べること」と答え、
特に好きなしゃぶしゃぶについて
「長ネギを細く切って、お肉を巻いて、
ポン酢で食べています」とこだわりを明かした。
イベントの最後には、吉沢さんと互いにエールを送り合い
杉咲は「撮影中もプロモーション中も、さりげない吉沢さんの気づかいに支えられました。
プロモーションでは、自分がうまく言えなくて反省することもあったのですが
吉沢さんのフォローに優しさを感じ、
お忙しいなかいつも変わらずおもしろい吉沢さんの姿を見て
自分もがんばらなきゃと思ってきました。
これからも大変な時期が続くと思いますが、体に気をつけてがんばってください。
最後までプロモーションよろしくお願いします」
と吉沢さんへ頭を下げた。
また、会場と生配信の視聴者のみなさんに
「この映画は、青春の楽しさとか青さを思い出す描写がありながら、
後半は吉沢さん演じる楓が、私が演じるヒロインの寿乃と出会うことで、
自分自身と初めて向き合っていく姿には
痛々しくも勇気をもらえる映画になっていると思います。
楽しみに待っていていただけるとうれしいです」
とメッセージを送り、幕を閉じた。