5月21日(火)に行われた、映画『泣くな赤鬼』の
完成披露試写会に竜星涼が出席した。
多数の著書が映像化される、ベストセラー作家・重松清が
教師と生徒を書き続けてきた中で、特に教師濃度の高い作品集と語る
短編集『せんせい。』所収「泣くな赤鬼」が待望の映画化。
陽に焼けた赤い顔と、鬼の熱血指導から“赤鬼先生”と
呼ばれていた堤真一さん演じる高校教師・小渕隆は
甲子園出場を目指し、強豪チームを率いた黄金の時代から
10年の月日が流れ、野球への情熱が衰えかけていたある日
、かつての教え子である柳楽優弥さん演じる斎藤(愛称:ゴルゴ)と
思いがけない再会を果たす。
野球の素質を持ちながらも挫折して高校を中退したゴルゴは
立派な大人に成長したが、病に侵され命の期限が迫っていた。
厳しさでしか教え子と向き合えなかったあの頃の後悔がある
赤鬼先生はゴルゴのために何ができるのか。
今だから分かり合える教師と生徒の、深く胸に染みいる本年度
最高の感動作となっている。
ゴルゴのライバルで元城南工業高校の野球部員、
和田圭吾役を務める竜星は、作品を観て思わず泣いてしまったそうで
「青春時代は特に色濃く覚えている中で、
堤真一さん演じる先生のような存在が実際にいたら
いいなと思いました」と話し、
撮影を振り返って「2日間、撮影に参加し
暑い中でしたが、初共演の柳楽さんが現場を引っ張ってくださり
楽しい時間を過ごさせて頂きました」とコメント。
この日、生徒に向き合う先生の姿が印象的な本作にちなみ
中高生から事前に集めた質問に登壇者が答える企画が行われ、
「モテたくてバンドを始めましたが全くモテず、
どうしたらよいか」という質問に
「何かを続けることは大切なので、バンドを続けて
上達したらかっこ良いと思って頂けるかもしれないですね」と
考えながらアドバイスを送った。
映画『泣くな赤鬼』は6月14日(金)より全国にて公開。